働くアラフォー女性の「給料の満足度」

2020年1月6日

今年の10月1日から消費税が10%に引き上げられたわけですが、 案の定。景気への悪影響が出たようで、総務省が発表した10月の家計調査によれば、2人以上世帯の消費支出は1世帯あたり27万9671円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比5・1%も減少したのだそうです。

そんな中、またまた政府は財政再建を加速させようとさらなる増税を視野に入れているようで、なんと経済同友会が考えているのが消費税率17%。

消費税、国民健康保険や介護保険などの負担増。

こんな世の中じゃ、子供を育てようなんて簡単に思えないような日本になってしまいましたよね。

アラフォー女性の「給料の満足度」

働き方

さて、そんな中、働くアラフォー女性480人に対して行った「給料の満足度」についてアンケート調査によれば、「いまの給料に満足していますか?」という質問に対して、「大変満足している」が1.5%、「満足している」が32.3%、「どちらともいえない」が27.7%、「やや不満」が18.5%、「大変不満」が20%となったようです。

「満足している」という答えが32.3%と思ったよりも高いなぁと思っていたら、「大変不満」が20%ですから、これはちょっと問題ですよね。

全体的に約4割の人たちが給料に対して不満を感じているようで、その人たちに理由を聞いてみると、「男女で給料格差がある」「働き方改革で残業代がかなり減った」「仕事の内容と給料が見合っていない」など様々な意見が出たようですね。

そして、給料をアップするにはどうすればいいのかという質問に対しては「出世するしかない。そのためには資格が必要」「転職する!」「働く時間を増やす」「副業をはじめる」などの意見が出たようですが、3番目の「働く時間を増やす」 という意見はちょっと古い感覚で、これこそまさに日本的な発想のような気がしますよね。

そもそもなぜか日本人は時間でお金を考える傾向にありますけど、この考え方こそ改めなければなりませんよね。

せっかく「働き方改革」なんていってみても、その結果「残業がなくなって給料が減った」なんて意見を聞くと、根本問題として働き手にも問題があるという風にしか思えませんよね。

先進国で最も労働生産性の低い日本、会社や上司のせいではなく、実は働き手本人の意識になるような気がしますけどね・・・。