前借り感覚は危険?

2019年12月19日

12月2日の日経に「給料ファクタリング」の被害相談が 相次いでいるというニュースが掲載されていましたね。

なんでも利用者が「前借り」感覚で利用してしまいがちなケースが多いのだそうで、 弁護士などが注意を呼びかけているのだそうですが、このようなニュースは新しいサービスが登場するたびに同じような内容のニュースが出てきますよね。

札束

どうやら、利用者がSNS経由で給与ファクタリングを申し込み、住所・会社名・月給・支給日などを送ると、その日のうちに10万円が自分名義の口座に振り込まれたのだそうです。

そのとき、業者が提示した融資条件は、約1カ月後に手数料を含む15万円を返済するということだったのだそうで、そんなことを繰り返しているうちに2~3カ月で首が回らなくなったのだとか。

ちょっと可哀そうな話ではありますけど、これ、2~3カ月も利用し続けようとしたことはどうなんでしょうかね?

この利用者は、信用情報機関のブラックリストに載ってしまい、借り入れに制限がかかるようになったことからこのようなことになってしまったようですが、ブラックリストに乗った時点で、何か手を打つべきだったのではないでしょうかね?

恐らく給与が入ってくるという安心感から、給料ファクタリングを申し込んだのでしょうけど、そのときに返済金額や手数料についてもっと詳しく聞いておくべきでしたよね。

しかし、このようなニュースが出てしまうと、真面目に運用している給料ファクタリング会社が迷惑を被ることになってしまいますよね。

どんな業界でもそうですけど、大抵ニュースとなるのは、極端な行為を行ってしまう1部の悪質な企業で、その他多くの企業はまともに運用されているんですよね。

とはいえ、このようなことに巻き込まれないように利用者自身が気をつける必要があります。

ファクタリングにおいては、まずはしっかりとした知識と健全な返済プランを立てるようにし、利用する会社の話をしっかりと聞くようにしましょう。