選手に1カ月分の給料返上を要求

コロナウイルスが全世界を悩ませている状況が続いており、大きなイベントが軒並み中止・延期となり、東京オリンピックも1年開催をずらすというような話も出てきていますけど、ここにきて大きな市場経済だけでなく、各個人の給料にまで影響を及ぼし始めてくるかもしれませんね。

というのも、サッカーのベルギー1部のアンデルレヒトが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、選手たちに1カ月分の給料返上を求めているのだそうです。

何でも既にアンデルレヒトは複数のスタッフの契約を凍結しており、コスト削減のため選手たちの契約を凍結することも検討していたのだそうですが、これについてはリスクが高いと判断し、チームとしての一体感を示し30日間の給料を返上してもらえるようお願いすることにしたのだとか。

そしてそれが聞き入れられたとすると、少なくとも200万ユーロ、日本円にして約2億3800万円を節約できるというのだそうですが、これ経営側はどれくらい給与カットされているのでしょうかね?

アンデルレヒトと言えば、ベルギーでもっとも大きな成功を収めたクラブなのだそうですが、このようなクラブでさえ、このような状態に陥っているとなると、その他のクラブもさぞ苦しい経営状況化にさらされているのでしょうね。

世界的なビッグクラブであるバルセロナでは既に給料カットが決定されていますし、世界で最も高い給与をもらっているリオネル・メッシら選手たちは、現状を認知し給料カットの提案を受け入れているといいますからね。

ドイツでは、ボルシア・メンヒェングラートバッハやマインツなどに所属する選手たちが、困難に面している現在のサッカー界の状況を鑑みて、自主的な給料カットを決めたというのですが、これ高い給料がもらえている選手であればいいのですが、その他レギュラークラスになれない選手たちにとってはかなり厳しいことになりますよね。

まあ、試合もなく、練習することもできないので、それでいて満額給料を貰うというのも気が引けることに違いありませんが、生活が懸かっているうえ、いつ終息するかもわからない状況ですから、難しい判断ですよね。